デザインと美術の違いについてわかりやすく解説!

2025.07.09

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デザイン

デザインと美術の違いについてわかりやすく解説!

目次

佐賀県唐津市で高校生向けのプログラミング教室を運営しているGLaBiT.の中で中学生向けにデザイコースの担当をしている現役WEBデザイナーの私が、デザインと美術の違いについて解説しようと思います。この違い、知らない、そういえば考えたこともなかった、という方も多いのではないでしょうか。違いを理解することで、デザインコースの魅力をより深く知っていただき、デザインに興味を持ってもらえるきっかけになると嬉しいです。

この記事は中学生や高校生向けに、学校で習う科目の一つ、美術とデザインの違いについて書いています!

私の考えとしては美術は主観、デザインは客観。この違いかなと。届ける相手の行動や感情が良い変化を起こすこと、これがデザイン、だと考えています。

美術とデザインの違いとは?

美術:自己表現の世界

美術は、自己の内面や感情を表現する手段です。高校の美術科目では、絵画や彫刻などを通じて感性や創造力を育むことが目的とされています。文部科学省の学習指導要領でも、美術は「感性や創造的な表現と鑑賞の能力を高める」と定義されています 。

引用→https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/cs/1320690.htm?utm_source=chatgpt.com

デザイン:他者への伝達と問題解決

一方、デザインは他者に向けた情報伝達や問題解決を目的としています。例えば、WEBデザインではユーザーが使いやすいように情報を整理し、視覚的に伝えることが求められます。デザインは「自己表現」ではなく、「他者への伝達」が主な目的です

引用

主観と客観の違い

美術は主観的な表現が中心であり、個人の感性や経験が作品に反映されますね。その時の心情が被写体に投影され、自分ごとである表現、のように私は思います。

一方、デザインは客観的な視点が求められ、ターゲットとなるユーザーのニーズや行動を考慮して制作されます。より他人事のような表現と、冷静な視点が大事になってくると思います。

このように、主観と客観の違いが美術とデザインの大きな違いの一つです。

GLaBiT.のデザインコースで学べること

プログラミング教室GLaBiT.のデザインコースでは、商業デザインといって商品やサービスの販売促進を目的としたデザインを教えていきます。

商業デザインとは、商品やサービスの販売促進を目的としたデザインのことです。ポスターやチラシ、パッケージデザイン、ウェブサイトなど、幅広い分野で活用されています。

商業デザインの制作には常に目的を達成するためのデザインが求められます。目的を達成する手段の一つにデザインがあるため課題に対する本質的理解が重要になってきます。

私が考える5つの力

  • 聞く力
  • イメージする力
  • リサーチする力
  • 仮説を立てる力
  • デザインの意図を説明できる力

この中でも特に、イメージする力、デザインの意図を説明できる力を身につけて欲しいと思っています。この二つの力は中高生であれば友人や家族、先生とのコミュニケーションにも役立てるはずです。

自分の考えや意見を相手に伝えると、相手はどう思うだろう?どう感じるだろう?という他者をイメージする力と、自分の考えや意図を説明することは、否定されるような感覚ではないこと、より良い方向性、関係性のスタートであることを、

デザインクラスでは講師からのフィードバックという形で経験して欲しいと思います。

他者と自分の課題解決の方法や捉え方が違う中でデザインでどう表現していくか、そして完成したデザインの意図を他者に伝わるように説明できるようになること、

自分の視点で課題を見つけイメージし、解決の手段にデザインを使ってクリエイティブな作業を楽しめるようになることを目標にしています。

何より多感で繊細な中高生が大人ができないだろうと諦めている社会や地域への課題意識を1人の参加者として、自分ごととして受け止め、制作したデザインは社会に大きなインパクトを与えると私は信じています。

まとめ

美術とデザインは、目的やアプローチが異なるものです。美術は自己表現を重視し、デザインは他者への伝達と問題解決を目的としています。

デザインコースでは、実践的なスキルを学びながら、聞く力、イメージする力、リサーチする力、仮説を立てる力、デザインの意図を説明できる力を身につけていきます。

詳しい情報や、体験についてのお問い合わせは、当教室の公式サイト

デザインクラス担当講師:kana先生

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